パニック障害が10年越しで治った話
こんにちは、色んな病気に片っ端からなってしまうまるこです。
パニック障害、なった人にしかわからないあの苦しみ。
私も長年苦しみました。
ひき逃げにあって一週間後になったんですよね。
なりたての3ヶ月は発作も予期不安も本当に辛かった。
そして10年以上、精神科のお薬を飲み続けていました。
それが相性のあう先生と出会えたことで、薬もいらなくなりひどい過呼吸になることも無く普通に暮らせてます。
もう薬飲まなくても大丈夫になったよ!
症状
突然息がしにくくなって。だんだん目が霞んで立ってることも困難。
そうしてるうちに手足や唇が痺れてきて過呼吸とわからなくて救急車を。
救急搬送されたところでは
過呼吸だね、とだけ言われ紙袋を被せられただけ。
特にどうしろ、との指導もありませんでした。
原因
私のパニック障害のはじめの原因は疲労、仕事柄とてつもなく人に気を遣わなければいけなかった事、それが蓄積されて発症しました。
もともと20歳くらいから原因不明の眩暈とそれに伴っての吐き気に苦しんではいたんです。総合病院で全科回らされ、それでも原因はわかりませんでした。
パニック障害になる前に、もう自律神経がおかしくなっていたんだと思います。
家から出ることも食べることもできなくなり発作から1週間経って初めての精神科へ。
重度の鬱とパニック障害と言われたよー
大量の薬を処方されて2週間ほどは仕事を休んだものの、治らないながら仕事に戻りました。
はじめは治すために通っていた精神科がいつからか薬をもらうためだけに診察を受けていたんですよね。
そしてだらだら10年以上精神科にせっせと通い、原因となる仕事も辞めず、薬を飲む生活を続けていました。
病院も地元に引っ越すタイミングで変わり、相変わらず薬を処方してもらう為だけの通院を続けていました。
そんな時にふとしたきっかけでもうこの先生の事が嫌い!と思うことがあって、病院を変える事に。
一度は断薬に失敗しましたが今では、今では薬を飲まなくても生活ができるようになりました。
初診時に今までの事を1時間近く話しました。
こんなに先生に話せたのは初めてでした。
今までは5分話したら長い方なくらいだったから。
先生の話の引き出し方がとってもうまかったんですよね。
そして否定を一切しない。
むしろ同調してくださる。
相性が良かったんだと思います。
いままではほぼ薬を貰いに行くためだけだったので月1回の病院だったんですが、この先生は「私のことをもっと知りたいから」と週一で病院に通ってカウンセリングを受けることに。
先生になら過去、それこそ幼少期まで遡り、家庭環境、仕事のこと、誰にも言えないような事まで全部喋れたんですよね。
そんなある時、
「よく今まで頑張ってきましたね」
と言われた瞬間、泣きそうになりました。
誰かに言って欲しかったのかな?私。
それを機に先生の言う事をちゃんと聞こう、治そう、と思ったんです。
この時から私はこの先生の言葉が、全部素直に聞き入れるようになりました。
「薬を飲んでも飲まなくても一緒なら飲まなくていい」
ある時こう言われました。
薬を飲んでも飲まなくても症状が変わらないのなら1回やめてみる?と。
確かにそうなんですよね。
薬を飲んでも飲まなくても一緒なら飲んでる意味はないわけで。
でも突然薬がなくなって発作が起こったらどうしよう。
それを先生に言ったら頓服を下さりました。
2日に1回、3日に1回とだんだんと薬を飲む日が減り、病院にも通わなくていいほどに。
断薬して3ヶ月で鬱病になった
断薬して3ヶ月たったある日。
今までにない位の絶望感、不安感に襲われました。
起きるのが辛い。
希死念慮?というものなのかな。
死なないのに死にそうで不安でずっとそわそわしている日々。
そして何を食べても味が全くわからない。
どうにもならず病院へ。
「そんな状態でよくここまで来てくれたね。」
先生は全然喋らない私の話を聞き出そうとしてくれて。
鬱病の時って、先生に何を相談していいかわかんないくらい頭の中ごちゃごちゃしてるんですよね。
不安の塊の状態にいる私はやっぱり鬱病だと言われました。
そこから通い続けること1年。
薬を飲みつつ、症状がマシになってきたらだんだん減らす方向に。
「飲んでも飲まなくても一緒なら辞めてみようか」
2度目のこの言葉。
一度目の断薬でひどい鬱病になったので、正直怖かったけど頓服もいただき、何より何かあっても先生がいるからという安心感が大きかった。
それだけ私には頼りになる先生だったんです。
断薬から約半年
断薬から半年たった今は10年以上飲んでいた薬を飲まなくても生活できています。
いま思えば、20歳に自律神経がおかしくなった時に早く精神科に行っていればもっと早く治っていたのかもしれない。
初めてパニック障害になったときに、もっと早く精神科に行っていれば発作や予期不安で苦しむことがそんなになかったかもしれない。
もしかしたら、今までの先生も今の先生と同じようなことを言ってくれていたのかも知れないけれど、今までの先生の言うことを素直に聞き入れれなかったんです。
「仕事辞めることはできませんか?」
この言葉は過去、色んな先生に何回も言われていました。
簡単に先生はそんなこと言うけれど、私は仕事を辞めたら生活が出来ない、と頑なに拒否していました。
でも、この先生の言う事ならばと聞く耳を持つことが出来た。
これが本当に私がパニック障害が治るきっかけとなりました。
風邪と違って、薬だけで治らないのが精神病なんですよね。
原因となるものを取り除くこと、そして病気の事を真剣に相談できる相手がいるという事がこんなに支えになるとは。
もしかしたらまた病気になるかもしれません。
でも、信頼できる先生がわたしにはいる。
10年以上と時間はかかったけれど相性があう先生と巡り合えたことで私はパニック障害を克服することができました。
長々ここまでお読みいただきありがとうございました。